株式会社ユース

お客様紹介

「働き心地を、スムースに。」

株式会社ユースは『Youth=青春』の心でオフィスや工場の悩みを解決し、快環を創造し続ける会社です。

株式会社ユース
専務取締役 石田 達也 様

■事業概要

・販売:包装資材・物流機器・OA機器・環境改善機器

・製造:木箱・パレット・木工品

・作業:内・外梱包・包装・検査・組立等工場内作業代行

・オフィス向けNo.1通販ASKUL代理店

・自動車関連・電機関連のお客様をサポートする為の3PL業務

■研修内容 :2022年4月~2023年6月 全6回

一般社員(10~13名様)

ビジネスマナー研修(来客対応・会社訪問編) ・言葉遣い研修 ・会食マナー研修

話すスキル強化研修 ・ビジネス電話応対研修 ・実践力定着のPDCA研修

研修を実施しようと思われた きっかけや目的を教えてください。

■石田 様 : まず礼節や言葉遣いなどが一般常識として合っているのか、ベースになるものを教えていただきたかったということがあります。それと僕の想いとして強いのは、10年~20年経った時に、あの時あれを習っておいてよかったと社員に思ってもらえることが一番にあります。

ビジネスマナーを学んで、すぐに効果がでなくても良くて、本人の人生の中で、あそこで習っておいて良かったという機会がいずれ出てくると思うんですね。だから、現時点で効果測定しようと思っていないです。我々も若い時に習っておけばよかったということが多々あるので、そういう機会を作ってあげたいと思っていたんですよね。

■由田 : 長い目で社員の方の人生をお考えになり、御社と関わる中で、あのような学びがあったなと思えれば良いということですね。お打ち合わせの時も、基本のマナーを学び直し、各自がスキルアップすることで、ユースで働いていてよかったと思える要素の一つになってほしいとおっしゃっていましたよね。

■石田 様 :そうですね。外部の方からは「ユースのスタッフさんは元気に挨拶してくれるね」と言っていただけることもあるので、特に不満があったわけでないんですよね。

「会社の文化を創りたい」という意味合いでお願いしました。だから、もしかしたら僕は結果がわからないかもしれない。それは20年後かもしれないので。早いに越したことはないですけど、すぐに結果が出ることは期待していなくて、とにかくそういう機会を作りたかったんですよね。

■由田:成長の「点」が「線」になるまでの長期的な目線で人財育成を考えていらっしゃるのですね。最後の研修でも社員の皆様へ「自分の人生のために役立ててもらえたら嬉しい」とおっしゃっていましたね。だた稼ぎと勤めだけを求めるのではなく、人生の中で共に有意義な時間を過ごし、成長してほしいという想いが伝わることは、社員のモチベーションアップにもつながる大事なことですね。

■石田 様:恩着せがましく伝えようとは思っていないんですけどね(笑)。ただ、あの時は研修やグループワークをするのが嫌だったけど、やっておいてよかったと返す返す何回か出てくればいいかなというだけですね。

■由田:その想いは、皆様に伝わっていたと思います。スパルタでなく「一つでも多く持ち帰って自分達のために役立てよう!」という自主的で良い雰囲気でした。研修は元々、外部に依頼されるご予定だったのですか。

■石田 様:そうですね。これまで社内の管理者研修の資料などは自分で作っていたのですが、マナーは得意ではないので、外部で誰かいないかなと思っていた時に由田さんと出会えて、ちょうど良いタイミングでした。

■由田:そうでしたか。あの時は、お会いして間もなく研修を決めていただき嬉しかったです。

全体を通して研修のご感想や印象に残っている回・内容など、いかがでしたか。

■石田 様:うちの社員は真面目で頑張るけど、能動的に自分からするタイプでもなくて。でもビジネスマナー研修の中では普段と環境が変わって、積極的に取り組んだり、自主的に質問などしてくれたので良い機会だったと思います。ただ職場に戻ると元に戻ってしまうところがあるので、そこをもっとボーダレス化していきたいですね。今回、単発でなく6回実施したので継続性もあったし、皆が積極的に受講してくれたというのはよかったですね。

■由田:そうですね、研修の回数を重ねる毎に積極的なご意見やご質問が増えていきましたね。アクションプランシートやアンケートからも、ご自身への問題意識や成長したいというお一人おひとりのモチベーションが感じられました。

■石田 様:あと有難いことに社員の変化が見られて、オブザーブした他の役員が感心していましたね。研修で出た、あの積極性が普段の職場でも反映されると一番いいと思います。

由田:上司の方が「職場とは違うから驚いた!」とおっしゃっていましたね。今回グループワークなどを通して、お仕事に対する考えや職場で実践したことを共有したことで、お互いの人となりや考え方を知り、相互理解が深まる機会にもなったと思います。それが職場に戻ってからも続き、社内のコミュニケーション活性化にもつながるといいですよね。

■石田 様:なので、色々な研修テーマを横断的にした方が、コミュニケーションがよりとれていいのかなと思いましたね。

■由田:そうですね。お互いの良いところや苦手なことを認め合い助け合えるチームビルディングや社内の関係構築にも役立つコミュニケーション研修もございますので、またご提案させていただければと思います。

■石田 様:あとは僕の個人的なリクエストで会食マナー研修をしてもらいましたが、あまりない機会だと思うので、印象に残ってくれたのではないかと思いますね。

■由田:知識の習得だけでなく、ケーキとコーヒーを頂きながら楽しく実践練習!という石田専務からの斬新なアイディアでしたね。ちょうど研修期間の半ばで息抜きも兼ねて、和やかな場を設けられてよかったと思います。

■石田 様:僕も若い時にOFF- JTの研修は半強制的にやらされると嫌だなとかあって、今回参加したメンバーもそういうのはあったと思うんですけど、拒絶反応というか拒否することなく取り組めたのは、由田さんのおかげもあると思いますね。

■由田:ありがとうございます。座学だけでなく、応接室で来客対応のロールプレイングなど動きも多かったので、お仕事に取り入れてみようと思っていただきやすかったかもしれないですね。皆様が学ばれたことを職場で実践され、お仕事に真摯に向き合っていらっしゃる姿勢が伺え、御社の良い社風を感じました。

■石田 様:あと初めは「わからないことがわからない」という状況だったと思うのですが、ある程度時間をかけたからこそ、自分に足りないところや、こういうケースを由田さんに訊いてみようということがあったと思うので、中長期的に実施してよかったと思いますね。

■由田:確かに回数を重ねる毎に、皆様からの質問が増えていきましたね。初めは少し控えめな印象で研修後に個別で質問しに来る方もいらっしゃいましたが、徐々に研修中に自ら手を挙げて質問される方が増えてきて、全員で共有し学びを深められたのは、中長期研修のメリットでもありますね。

■石田 様:2~3ヶ月と適度な間隔が空いていたのは、結果的によかったと思いますね。

■由田:良いペースで1年以上ご継続いただき、最後は皆様から達成感も伝わってきました。

研修後の社内や社員の皆様の変化を教えてください。

■石田 様:ビジネスマナー研修で学んだことのアウトプットの場として、朝礼の司会の時に「研修で何を教えていただき、学んだことを今後こうしていきたい」ということをそれぞれが発表してくれています。

■由田:それはいいですね!朝に前向きなプラスの言葉を発するのは、社内の雰囲気づくりにも、とても良い影響がありますね。

■石田 様:そうですね。仕事のスイッチが入った中でプラスのストロークとして、ビジネスマナー研修の話が出るのは有難いなと思いますね。

■由田:研修で学んだことの思い出しと継続の意識づけになりますね。あとは属人化にせず「皆でやろう!」とか、良いことを共有する場面が毎日あるのは素晴らしいですね。

■石田 様:あとは今後も定期的に継続していく予定なのですが、営業の教育や新入社員に指導できるかということが、これから試されるのかなと思います。

■由田:社内指導者を育てられて内製化するのも、いいですね。指導法を学び自信をもって教えられるようになると、教わる方だけでなく教える方の成長にもつながるので、良い仕組みづくりですね。

■石田 様:これからアウトプットする機会をたくさん会社として設けて、それが出来れば、血となり肉となっていく。それがないと忘れちゃうと思うんですよね。

■由田:そのような仕組みづくりで循環させていくことは大切ですね。社内研修の内製化の仕組みづくりという点でも、今後お手伝いできることがあればと思います。

■由田:あと御社のクレドカードを、研修でも活用させていただきました。人に対する思いやりや仕事に向かう姿勢・行動指針など、皆様ここから学び取られていることがあると思いますが、普段はどのように活用されていますか。

■石田 様:模索しながらではありますが、基本的には「仕事上でこんなことがあって、クレドカードのこの行動指針を意識して、こうしました」など話したり、何かあった時々に「クレドカードや企業理念を意識して使いましょう」というツールとして、活用していきたいと思っています。

■由田:私は御社の社名の由来がとても好きなのですが、そういう会社の想いや方向性を共有できるツールがあるのは、とてもいいですね。研修でも、皆様がお仕事上で取り入れられているご様子が伝わってきました。

今後の御社の展望と、研修を検討されている企業様へアドバイスをお願いします。

■石田 様:どんな仕事も全てAIに任せるのではなく、人がしていくことなので、優先順位として高いのは人財教育ですね。そこを大切にしていけば、業績は勝手に伸びると思っています。その時代に合った価値観や教育をしていかないと生き残っていけない、地域からも受け入れてもらえないと思うので、その時々に合った教育や考え方を吸収できるようにしていきたいですね。

一番は、今回受けた研修などを通して個々が成長してくれて、会社の行く方向を後押ししてくれたら一番いいなと思いますね。

■由田:会社を支えているのは、お一人おひとりの社員様ですから、人財教育は本当に大切ですね。種を蒔いて、芽が出て、花が咲くように、長期目線で社員教育に力を入れている企業は、社員満足度が上がり、離職率の低下にも還元されたりしていますよね。

■石田様:僕としては、社員から「こういう研修や学びの機会をお願いします」と言ってくれるようになると最高ですね。今はどちらかと言うと半強制的なので、そうじゃなくて、皆が成長してリクエストが出てくると嬉しいですね。そして、うまく抽出して自分の中で消化して部下に教えてもらえるといいですね。中長期的には、機会を与え続けてトライする、そういう社風にしていきたいですね。

■由田:「今回の研修で学んだことを社内に展開します」と言ってくださった方もいらしたので、今後は社内の教育体制を整えたり、自主的に研修をやろうという方が増えていくといいですね。長期目線で続けるということは大切ですね。

■石田 様:自分の会社の良さって、中にいる時にはわからなくて、離れてからわかったりしますからね。いつか、「ユース、よかったな」って思ってもらえたらいいですね。

■由田:社員が成長できる土壌がある会社の価値は、ご本人がその時に気が付かなくても必ず吸収してくれていると思います。周りから見ても、電話応対1本で社員教育に力を入れている会社かどうか、わかることがありますしね。他社の方へアドバイスなどはございますか。

■石田様:アドバイスするというより、うちがアドバイス欲しいくらいですけどね (笑)。他業種でも、合同で営業や管理者研修などを一緒に受講するのも良いですね。

■由田:いいですね!各社で工夫していることや課題を共有するのは有益ですね。御社は、いつも玄関にウェルカムボードでお出迎えをしてくださり、ホスピタリティを感じました。あと社員の方が書籍を購入できる図書制度もあり、自己啓発の後押しをされていて、素晴らしい取り組みをされていますよね。

■石田 様:どちらも他社がされているのをいいなと思って真似をしたので、良いと思ったことは何でも真似して取り入れていければと思います。

由田:「学ぶは真似る」ですね!実は私も御社のウェルカムボードを真似させていただいています!

■石田様:今回お願いした研修は、必ず10年後・20年後にやって良かったとなる「未来への投資」だと思います。目先の利益だけでなく、効果が出るのは僕が会社にいなくなった頃だと思うので、未来の社長を育てるつもりでしています。また継続して由田さんにお願いするつもりなので、アドバイスいただきたいです。会社の文化を評価してもらえるように、中長期的に「会社の文化を創ること」を続けていきたいと思います。